アラフォーのバイリンガル育児ライフ in US

南カリフォルニア オレンジカウンティー在住。バイリンガル育児とアメリカ生活の記録。

先生が涙ぐむ

こんにちは。

アメリカではプロテストが続いており緊張状態です。
コロナで命を落とすのも、失業するのも黒人の方が多い。
その鬱憤が今回の事件で爆発したという見方があります。
黒人の方がきちんとした仕事を得て、きちんとした健康保険をもち、健康的に過ごすには
そこまで到達するための教育環境が得られないという事実があります。
そのことについて、アメリカは何かを変えなければいけません。
いろいろと考えさせられる抗議活動です。

話は変わりますが、
息子はもうすぐ夏休みに突入します。

「ママ、本当なら今頃日本にいくはずだった?」
そう聞かれて苦しい私。
夏は帰省予定でしたが、この状況だと帰れません。

コロナのことを小学校1年生がどれくらい理解しているかというと
人が集まるとウィルスに感染するから学校にも行けないし、同じ理由でお友達とも遊んではいけない
というのはわかっている。

でも、それ以外のことでどれがダメでどれがいいのか、というのはいまいちピンときてない。

もちろん、夏に日本に帰ることはできなくなったわけで
仲のいい友達と会ったり、回転寿司に行くことを楽しみにしていたことはお預けとなりました。

あー、夏休み何すっかな


アメリカでは、夏休みはサマーキャンプに行く子供が多いです。
サマーキャンプは、化学、テクノロジー、ネイチャー系、アート系などいろんなタイプのものがあるのですが
最近になって、十分なスペースが取れて、少人数(生徒12名までならOK)とするところも出てきてるようです。
子供同士はすぐにひっついてしまうし、行かせるかは親の判断にな流ので悩ましいところだと思います。
スポーツ系ならいいのかな、と思ったり・・・。
また規制の変更がある可能性もあるので、なんとも行動しづらい。
カウンティーとサマーキャンプの情報は細かくチェックしたほうがいいですね。

そんな夏休みまであとわずかですが
オンラインクラスは明日が最後になるようです。

1年生が終わるのか。こんな形で終わるのか。お友達にも先生にも会わないまま。

息子のアメリカでの1年生は、アメリカ生活の1年目でもあったわけですが
なんだかとんでもない1年となりました。
担任も2回変わって、3人の先生にお世話になりました。
1人目は早々に産休に入られて、2人目はLabの担当になられ、3人目は大学院生でもあるサブの先生でした。
途中で1人目の先生が戻ってくるかもという話もありましたが、結局は3人目の先生が最後まで担当くださいました。
3人の先生・・・みんな若い女性でスタイリッシュな先生たちだったんですよね。
アメリカの先生って、日本と違って誰一人スーツなんて着てなくて、動きやすい格好か普通に全力でオシャレしてる感じ。
メイクも今っぽいかんじで、面談の時なんて「服はどこで買ってるのかなー」とか「歯並びが綺麗だなー」とか「メイクうまいな」
ということばっかり考えてしまう始末。
なんだか外見に目がいってしまい、話の内容が入ってこないんですよ。
オシャレしすぎなんじゃないかと思うんですけどね。

ですが、どなたも
本当に子供が好きで、教えることが好きなんだな、ということを強く感じました。
特に、オンラインクラスで先生と子供達の会話が聞こえてきた時に感じました。
こんな状況の中、ベストを尽くしてくださってることに感謝しか感じません。
先生もとても大変だったと思います。

今朝、あるクラスの女の子が
「私、今日誕生日なの!」というと
先生は「そうよね、言おうと思ってたよ。あなたが成長してると思うと泣けてくるわ」
といって涙声になりました。
アメリカでは、誕生日の子供をクラス内でお祝いする時間があります。
息子のクラスは、親がクラス内で子供の成長について話に行きます。
私も行きました。息子は嬉しそうにしていました。

オンラインになってからは、そういうことも短縮されて
きっと先生も辛かったんだなと思いました。
そんな子供達を想ってくれる先生に担当いただいて、よかったなと思いました。

今、アメリカは卒業シーズンでもあります。
スーパーでいつもバルーンが売られていますが、「Happy Graduation!」バルーンがたくさん。
スピーカーで生徒の名前を呼ぶ、ドライブスルーの卒業式をしているところもあります。
おめでとう、のクラクションが鳴り響いていたりします。
友達と一緒にお祝いできないのは切ないですが、先生たちもできるだけのことをしてくださっています。
そういうところがアメリカの良さなんじゃないかと思います。

さあ、明日最後のオンライン授業が終わると
新しいスケジュールを組んで過ごさなくては!
体を動かしたり、家でできるおもしろいことを見つけて、スクリーンタイムを抑えないといけないのだ。
夏休みも母の戦いは続きます。