アラフォーのバイリンガル育児ライフ in US

南カリフォルニア オレンジカウンティー在住。バイリンガル育児とアメリカ生活の記録。

藤井風に夢中になり無性にピアノが弾きたくなっている

藤井風というアーティストをご存知ですか?
最近デビューした20代前半のシンガーソングライターなのですが、すごくいいので聴いてほしい。

デビューした彼の曲を聴くと、今どきのオシャレな若者というかんじですが、実は昭和感のあるアーティスト。
この方、デビューするまで地元の岡山の田舎から一歩も出たことがないというのだから驚き。
別に出たいとも思わなかったそう。
デビューのため家を出る時は号泣したそうで。
そういうのも言っちゃう素直さがもう・・・・。
私なんて早く地元を出たくてたまらなかったのにどうして田舎にいたかったのでしょうか。

3歳からピアノを習いはじめ、お父さんの「これからはYou Tubeの時代だ」という一言で動画をアップし始めたのが12歳。
そのころはクラシックピアノがとっても上手な少年。
だんだんと、昭和歌謡曲や洋楽が増えていくのです。
このデビュー前の動画たちが最高すぎて夜な夜なみています。沼。

デビュー前の動画が今のアーティストとしてのアカウントにそのままあって。悶絶級です。
子供の頃の動画は、壁に昭和感のあるものが飾ってあったり(ご実家)、髪型がいかにも田舎の理髪店で切りましたよねってかんじで、ああこんな子がすごいアーティストになるんだなぁってしみじみします。

彼が高校を卒業する頃かと思いますが、ピアノに歌が付き始めるんです。
その歌のチョイスがよくて。
洋楽なら、アリシア・キーズのFallin'とかビリー・ジョエルとか、エルトンジョンのYour songとか、カーペンターズとか
邦楽なら、椎名林檎宇多田ヒカル、BackNumber、スキマスイッチの奏とか。

英語は、きっと歌詞を見て覚えたのではなく、耳から聴いて覚えたんだろうなという歌い方で。感覚的に覚えてそうなかんじ。
日本語歌詞の字幕をつけてくれてるんですが(こういう優しさが随所にある)、本人が書いたんだろうという歌詞で、その日本語訳も好きです。

歌のない演奏も、まるでピアノが歌ってるようでほんとに魂が揺さぶられます。
ピアノをこう弾くべきだというのとも違っていて、
英語をこう学ぶべきだというものとも違っていて、
あーもっと自由でいいんだなと気づかせてくれる人です。

私はピアノを5年くらい習ってたんですが、
練習をあまりしていかない子だったので、毎週先生を怒らせてました。
怒られるのが怖くて、全然楽しいと思えなかったけど
ピアノってそもそもたのしく弾けばいいんだよな。
だから今無性に自分のやり方で弾きたいんです、ピアノ。今度は単純に楽しむために。

You Tubeについてるコメントがまた面白くて
いろいろと最高です。
ハマりすぎて寝不足ですが、
「会社に行かないと行けないのに、だれか止めて」みたいなコメントがあり
多分、私みたいな人が多数。
今ももう眠たいですが、藤井劇場に行ってきます。

全国民にデビュー前のアレンジ動画みてほしい。
溢れ出る愛、色気、才能。

ぜひ。