アラフォーのバイリンガル育児ライフ in US

南カリフォルニア オレンジカウンティー在住。バイリンガル育児とアメリカ生活の記録。

ここが日本と違うよ、アメリカの不動産

こんにちは。

東京にいても耳にすることは多かったが
とにかく、ここサンフランシスコベイエリアの不動産はアメリカでも1、2を競うほど高いことで有名。
IT企業就業者の人口流入が激しく、ここ15年くらい不動産が高騰し続けている。
今ではイーストベイ(UCバークレーオークランドがある方面)も人口の流入がなされ高騰しているらしい。
はっきり言って、CRAZYな状況。

f:id:unicornx:20200221121157j:plain
こんな家だと5億くらいあれば買えるかも?

まず、アメリカの不動産探しにおいて日本と大きく異なること。

1.「学区」が重視される
日本の場合、公立であればどこに行っても同じ教育が受けられるが、アメリカはそうではない。
シンプルにいうと、お金がある地域は良い教育が受けられるということ。

学校運営は集めれた資金によって変わってくる。
州割り当ての予算で足りない部分は、固定資産税と寄付でまかなわれる仕組みになっていて
・少人数のクラス
・図書館員、図書
・カウンセラー
・STEM
・音楽、体育
iPad
といったものは、資金によって左右される部分。(他にも、地域特有の税金もあるようです。)
例えば、
お金のある学校は生徒全員にiPadあるとか、お金がない学校は音楽と体育の授業はなしだったり、一クラスの人数が多いとかそんな具合。

カリフォルニア州の場合、固定資産税は物件の1.25%くらいが目安のようで、毎年払っていく。
高級住宅街だと物件価格が高いので納税額も上がり、そのぶん学校運営費に回される費用も増え、良い学校になるという仕組み。

良い学区だと、購入希望者が増え不動産価値が上がる、また資金が集まるというループがある。
びっくりしたのが、学校の寄付は子供がいない人もすると聞いた。なぜなら、良い学区を保ち不動産価値をキープしたいから。

良い学区は不動産も高いという仕組みになっていて、いい家が買えるということはプロフェッショナルな人達が多いエリアとも言える。
人種も白人・アジアが多いエリアになっていてこの国の格差の根深さを感じざるを得ない。

不動産のサイトでは学区が出ていて、その物件の学区の学校ランクが見れる仕組みになっている。
1から10まであり、10が一番高い。
こちら↓
School Ratings & Reviews for Public & Private Schools: GreatSchools

ちなみに、学区がよくないと私立に行かせることも選択肢としてあるが
相場としては年間300万はかかるようなので、不動産にある程度教育も担保されているという考え。

2.基本的に不動産価値は上がる

アメリカは人口が増えていて、主要都市では人口流入が止まらず
不動産は上がる一方。
これって驚くべきことで、特にこのベイエリアだと10年前に5000万で売られた家が今は1億とかよくある話。
20年前と比べると3倍の価格で売ってたりもする。
この辺りはアメリカでも特殊なエリアだとは思うけど、日本ではこんなエリアは存在しないのでアメリカってすごい国だな、と思う。
シアトルもだいぶ高騰しているみたいで、次の注目地はテキサスだとか。

3.中古物件がほとんどで、古い物件も改装して価値を保つ
日本では中古になった瞬間に価値は下がり続けるのが現状。
今ではリノベーションも人気になっているが、やっぱり30年くらい経った物件は躊躇する人が多いと思う。
アメリカは中身を新築同様にリノベーションして販売することが多く、中古だからといって価格が下がる要素にはならない。

4.資産として家を購入する
日本では、賃貸vs購入の議論がよくされるが
それは中古の価値が下がることが原因。家を売りたくても売れず、むしろ負債になるリスクすらある。なので、一生の買い物として住み続けることを前提に買う人も多い。
そんなわけで賃貸を継続する人も多い。
アメリカは価値が上がるので、資産として購入する。
子供や仕事を理由に、住み替えも頻繁にある。
賃貸は上がっていくので、買ったほうがいいという考え方もある。

5.どんな家でもバスルームは2つ以上ある
東京のマンションだと、よほど広くないとバスルームは1つしかないのが普通だが、こちらはバスルームは2つある。
バスルームはトイレ+バスタブ(orシャワーブース)になっていて、例えばマスターベッドルームの側に1つ、子供部屋に1つ、のような感じ。トイレ単独というのはほぼなし。
80m2程度のマンションだと1つだったりするが、それは単身用と捉えられているため。
ファミリーを想定している場合は、2つあるのが普通。
洗面台もダブルのものをよく見る。

      • -

私たちは東京都心でマンションの売買をしたのですが
いろいろ調べてみると、あまりの違いにびっくりでした。
特に、中古物件の値上がりのしかたといったら・・・!!
アメリカの不動産投資は大注目ですね。

私たちも、家探し中なのですが
ベイエリアはとても高いので範囲を広げて検討中です。