アラフォーのバイリンガル育児ライフ in US

南カリフォルニア オレンジカウンティー在住。バイリンガル育児とアメリカ生活の記録。

アジア人の人種差別 in ニューポートビーチ

こんにちは。

山火事の影響で空気が悪かったのですが、やっと青空が見えてきました。
カリフォルニアらしい青空が見えたとき、美しいお天気に心から感謝しました。
家族みんな元気に過ごせていてありがたいです。

さて、数日前にあったアジア人差別発言のレストラン炎上。
オレンジカウンティの美しいビーチ、ニューポートビーチにあるレストランで事件は起こりました。
アジア人の姉妹が食事をしていると
白人男性が「武漢へ帰れ」とテーブルに寄って言い放ったそうです。
その前にお手洗いに行ったときも、そういった発言をしていたらしいです。

姉妹はすぐウェイターさんに差別発言を受けたことを言うと
ウェイターさんは白人男性のテーブルで何かを言いましたが、すぐに白人男性は去ることはなかったそうです。

(こういったことがある場合、すぐに追い出すことが多いです。実際には10分後に去ったそう。)

被害を受けた方が男性が映っている動画をインスタにアップすると、あっという間に広がり大炎上。
お店のyelpはコメントが殺到したのか見れない状態になっています。

こういうことが、アジア人の多いカリフォルニアでも頻繁に聞かれるようになっています。
トランプがCOVID-19をChinese virusと呼ぶことがアジア人に怒りの矛先がいく発端になっています。
アメリカでは、中国人、韓国人、日本人は見分けがつかないのでみんなアジア人というくくりで一緒に見られます。
私もいつそんなことを言われるのかわかりません。

アジア系といってもみんなバックグラウンドはさまざまで、「武漢へ帰れ」と言われて怒り通り越して「はい?」というかんじなのですが
アジア系というだけで通りがかった人に怒りをぶつけられたら不快な思いしかしないでしょう。

この被害を受けた人が強いのは、
すぐに録画し、世間に広め、
「絶対にこんなこと許してはだめ!!」というところ。
彼女のインスタは、白人男性の名前、勤め先まで公表し、会社にも解雇するように求めています。
お店の常連客だった男性は身元がわかったのかもしれません。
この白人男性、職を失うかもしれないですね。


もちろんこういった差別的発言は許されるべきじゃないし、怒りも悲しみもあります。
彼女の言うように、何もアクションを起こさず言われたままだと負けたことと同じだよ、というのもわかります。
でも私だったら、ウェイターさんに被害を言えたかな?直接男性にやめてくださいって言えたかな?と思うとわかりません。
あとからもっと攻撃的なことをされたりするのが怖いからです。

私が個人的に思ったのは、
白人男性の名前、職場を明かすのはやりすぎかなと思いました。
動画を公開している時点で、もう世の中によく知られたと思いますしそこまで成敗する必要あるかなって。
被害女性のインスタは今は54万人のフォロワーがいて、(多分この事件で増えたとは思うけど)影響力のある方なんですよね。
いろんな方の返信コメントも仕返しに火をつけてしまうのかなと思いました。


お店はチェーン店ですが、すぐに追い返さなかったことで「もう他のロケーションのお店ですら行かない」「白人至上主義」など苦情が殺到しています。

今、お店も、個人も、高い倫理観が求められていると感じた出来事でした。

しかし、実際にアメリカは白人至上主義ですね。
高級住宅地には白人の割合が非常に高いこともそれを表しています。

それにしても、ほんとうにこういう話をよく聞くようになりました。
いろんな人種がアメリカを作ってきたけど、
俺たちの国!って思っている人がたくさんいるんだよな。
2世以上になってくるとバックグラウンドはアジアだけど、アメリカ育ちなんてものすごく多いわけで
誇らしく暮らしてきた国でこんなことに遭遇したら、悲しいですね。


被害を受けた方のインスタ
www.instagram.com


お店のインスタ
https://www.instagram.com/p/CFIUEs8jOEo/?utm_source=ig_web_button_share_sheet