アラフォーのバイリンガル育児ライフ in US

南カリフォルニア オレンジカウンティー在住。バイリンガル育児とアメリカ生活の記録。

公文の日本語をコツコツ

息子は3歳から5歳まで英語のモンテッソーリスクールに行っていた。
息子の日本語力とのバランスを保つために、5歳から公文の国語をスタートした。
その後、アメリカ生活の前にいったん私の実家に住むため引越しをしたので、いったん公文をやめた。
引越した先では年長だけ日本の幼稚園に行った。
英語のプレスクールに行っていたハーフの息子でも、母語は日本語だ。
東京から西日本の田舎に引越し、方言があるとはいえ言葉の壁はない。
馴染めるか心配だったが、ポケモン好きな友達と意気投合し楽しく通い始めた。
3ヶ月で方言をマスターした息子は標準語はしゃべらなくなった。
環境は大事だと思った出来事である。
また、3ヶ月というのは一つの節目だと感じた。

そんな年長時代に、いったんやめた公文が気になりつつも
私自身も実家とはいえ新生活になじむのに少々時間がかかっており、また習い事をさせるには車の運転が必須ということもあり
そのままになっていた。

父親は先にアメリカに行っていたので、周りに英語を話す人はいなくなった。
実家の両親も方言を操る息子をみて、「このままじゃ英語忘れるんじゃない?アメリカに行ってからちょっと心配だね」と言い始めた。
そう、私は永住権を待つために夫とは1年離れて生活していたのである。

小さい頃は、言語習得も早いから心配ないよ、と周囲はいう。
それに、聴く力はある。
だから1年英語に触れなくてもいいかな、むしろ今のうちに日本語力をつけておきたいと思っていた。
だが、どんどん日本語での大人との会話が上手くなる息子をみて、英語力との乖離が気になってきた。

最初は英会話教室に行ってみた。
だが、シャイな息子は質問したり、自分を表現するのがもともと苦手。
モジモジして終わり、やめた。
話すのはアメリカで頑張ろう。
そこで公文の英語をやることにした。

田舎というのはゆっくり時間が流れているぶん、人に対する手厚さも違う。
まず英語だけ申し込んだのが、
「公文の英語は日本語で考える生徒を前提とした教材になっているから国語もつけていいですか?料金は英語の1科目分でいいので。国語もやっといたほうがいいでしょ?」
と言われた。
1科目分の料金で、2科目指導くださると。
うちの場合は期間が限られていたので、そういうふうに言ってくださったのだと思うのだが
ありがたくご指導いただくことになった。

英語はEペンシルというのがあり、教材にかざすとリズミカルに英語を読んでくれる。
そのあとリピートをする。
英語の文章の下に日本語訳が書かれてるので、日本語を理解する子がその英文を見て理解するようにできているようだ。

こうして、英語も国語も週2でやっていた息子、宿題も毎回たくさんもらうので時には泣きながら頑張っていました。

アメリカに行く前に、先生から「はい。お土産。」と国語の教材をどっさりもらいました。
どこまでも気にかけてくださる先生です。親としてはありがたいけど息子は「え、向こうに行ってまでやるの?」とがっかりな様子。

6月にこちらに来て、毎日少しずつ教材を進めていますが、国語の内容がなかなか良いです。
今やっているのは、読解で短い物語を読んで質問の答えを選択するといったものです。
良いと思ったのが、いろんな物語を知ることができる点。
例えば、北風と太陽、かぐや姫、いなばの白うさぎ、かさじぞうといった話です。
物語の一部ですが、日本のいろんな話に触れることができるのは息子には大事な経験だと思ってます。
枠内に収まるようにひらがなも書かないといけないので、バランスよく書くことも学べます。


毎日コツコツして勉強習慣をつける、というのが公文の狙いだと思いますが、習慣づいてるのはゲームの方なので、少しずつ生活バランスを変えていきたいところです。